本を読んでる自分が好き

私の好きな本の紹介

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残穢  小野不由美

inoue

 読んでほしい度 ☆☆☆☆  読みやすさ ☆☆☆

小野不由美さんの作品は大体怖いですが、この話はあまりないタイプのホラー小説で、大の大人が本当にトイレに行けなくなるというか、天井を見上げられなくなります。

ドキュメンタリーの感じで、住んでいる部屋についている『穢れ(穢れ)』の謎を

追い、その建物の過去のことから、最終的には土地についてまで調べていくのですが、実際にどこにでもありそうでなさそうなところが実に怖い。

この本を自宅の本棚に置いておきたくない気持ち。

映画化された話にはこういうの良くある気もしますが、そんなんじゃないホラー小説だと思って手に取った私には、結構な怖さでした。

この本は、良いって人と何も面白くないって人が両極端に別れます。

私は面白かったけれど、二度とは読みたくないかな。