本を読んでる自分が好き

私の好きな本の紹介

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プルミン  海月ルイ

読んでほしい度  ☆☆☆☆    読みやすさ☆☆☆☆

 

これは私が読んだ海月ルイさんの最初の作品です。

女性目線の作風に惚れ、他作品も読破しました。

 

 

プルミンとは、プルミンレディなるものが販売している乳酸菌飲料

現実世界の我が家に毎週やってくるあの人たちから発想を得たのかな。

ある日、謎のプルミンおばちゃんからもらったプルミンを飲んだ小学1年生の雅彦が、母の目前で血を吐きながら死んでしまうことから事件が始まる。

雅彦だけが狙われたの?それとも無差別殺人?

いじめっ子で乱暴者の雅彦にはわかりやすく敵が多い。

雅彦の母親も、これぞろくでもない子供の母!って感じの人。

いじめられてた子供の親が犯人なのでしょうよ、と思いこませる作戦にまんまとひっかかりながら読み進めるが、そんなに簡単な物語ではなかった。

登場人物は金持ちで上品なお母さん、夜のお仕事の訳あり母さんなど、一人一人の人物設定が期待どうりで面白い。

終盤では主人公の追い込まれていく感に盛り上がる。

危ないからやめときなよ、あなたただの主婦で探偵じゃないんだからと思いながら、

最後の場面、そこに隠れてるなんてことあるの~ってなります。