感染 仙川環
読んでほしい度 ☆☆ 読みやすさ☆☆☆
ウイルス研究者である葉月、外科医の夫と前妻の子である宏が誘拐され殺される事件が起こる。
事件を知らせようとするが、夫は前夜から行方知れずのまま。
夫を探すうち、宏が移植手術を受けていたことが分かる。
同時期に移植をした子供が火事で焼死していたことも判明。
夫を信じたい思いと、夫が事件に関係しているのではとの不安の中、真実が明らかになっていくのだが。
全体になんだか浅い感じ。文字数が少ないので、ざっと最後までは読めたけれど。
この作品は第1回小学館文庫小説賞受賞作。
期待して読まなかったら、こんなもんだったのかなという感想です。
ただ、この本の中に出てくる臓器移植の問題は、近い将来には現実にもなってくるのだろうなという部分は興味深かった。