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魔女は甦る 中山七里

 

魔女は甦る (幻冬舎文庫)

魔女は甦る (幻冬舎文庫)

 

 読んでほしい度 ☆☆  読みやすさ ☆☆

エグい殺害方法が大好きな中山さんですが、今回の殺害方法はバラバラ加減が半端ない。頭・胴体・足などという部位すら不明なくらいの肉片となった遺体が発見されます。

人間の力である程度まで切り刻んだのち、カラスにつつかれ食い荒らされた状態。

殺されたのは、温厚で物静かな青年、桐山隆

桐山は近くにある製薬会社に勤めていた研究員であった。

しかし、その製薬会社の工場は2か月前に建物を厳重に閉鎖した状態で撤退しており、外国にある本社には悪いうわさが。

この物語のキーになるのは「ヒート」

「ヒート」は恐怖心と理性を減退させ、攻撃本能を増進されるドラッグ

身体依存性がほとんどないため薬が切れても体が再びヒートを欲することも禁断症状がでることもない、ドラッグとしては破格の安価なこの薬。

いったい誰がどんな目的のために作り販売していたのか?を考えながら読み進めてください。