天使がいた三十日 新堂冬樹
読んでほしい度 ☆ 読みやすさ ☆☆☆☆
新堂冬樹さんの作品は、黒と白に分類されます。
どす黒い、読んでいて嫌な気持ちになるくらいの黒話と、純恋潔白、真っ白な気持ちを思い出す白話
そして、とても素晴らしい作品と、なんだこれ?って作品も真っ二つに分類されます。
4人いるんじゃないの?作者って感じ。
一年前に30歳の妻・夏乃に先立たれた男が、生きがいとしていた音楽の仕事も家も生きていく気力も何もかもを亡くしていた時に、食べるためだけに見つけた仕事の配達先で出会った犬に奇跡を感じる話。
犬の名はマリー
マリーの立ち居振る舞いのすべてに夏乃の姿を思い、夏乃が自分のもとに姿を変えて帰ってきてくれたのでは・・・となっていく話
感情移入できないありきたりなストーリーで、途中で読むのをやめました。